“すだち”は遠く万葉のむかしから愛用されてまいりました。阿波に伝わったすばらしい柑橘類の一種です。

サンサンたる太陽の光、清らかな水、太平洋からそよぐ黒潮の香り。こうした自然に恵まれて育った
“すだち”は初夏のすがすがしい味覚として、もなさ間の食卓にお届けいたします。

現在ではハウス物が4月に出荷されてから、普通栽培、冷凍貯蔵物と1年を通じて
“すだち”を味わうことが出来るようになりました。

この緑色果は、香り、味ともに独特のものを持ち、各種の和洋料理、飲み物に欠かせないものとなっています。また、
“すだち”の果汁をそのままうすめて飲まれても、健康増進に役立ちます。

料理には、一人分として1個を使えば量的には過不足がありません。尚、栄養的にみれば、果皮及び果汁には糖質、繊維、灰分、カリウム、カルシウム、カロチン(ビタミンA効力)、ビタミンCなども多量に含まれています。

四国徳島の、恵まれた自然の中で育っている“ゆず”は、独自の味と香りを持ち、皆様にご好評をいただいております。

毎年夏の初めころから食卓に風味をそえていますが、翌年4月ごろまで黄金色の果実を保存して、ご愛用いただくことも出来ます。

“ゆず”は皮から果肉まで全て無駄なく利用でき、また砂糖水に好みの量の果樹をしぼり込んで、まぜ合わせると、さわやかな飲み物が出来上がります。

その他にも、味噌やつくだにに、ジャムやマーマレード、菓子類の原料としても広く利用されています。